今回は、山形大学のアントレプレナーシップ教育研究センターの小野寺忠司氏にご登壇いただき、「地域を巻き込んだ起業家教育について」お話をいただきました。

企業、行政、大学、市民など世代も立場も異なる様々なプレーヤーでグループを作り、地域の課題からビジネスアイデアを創出、起業・事業化を図る「ソーシャルイノベーション創出モデル事業」の活動の取り組みをご紹介いただきました。
地域の経済効果を生み出すエコシステムの構築や住んでいる人が幸福だと思える地域づくり、若者が地元に定着する動機付けなど、地域活性化とアントレプレナーシップ教育についてお話をいただきました。

講演後は、小野寺様と一般社団法人SFCフォーラムの廣川克也氏、Mt.Fujiイノベーションエンジンの戸田達昭氏、本学の杉山歩教授によるトークセッションを行い、地方のイノベーションについて参加者と意見交換を行いました。イノベーションが成功しているエリアは、地域の歴史、文化の物語の整合性が取れ、住んでいる人や地域資源が活用されているなど、地域の特徴をつかんだ身の丈にあった取り組みを行っている点にあること。爆発的なイノベーションと継続しているものを守っていく両方の側面が地域の活性化には必要であることなど、地域とイノベーションについて熟考しました。

ハイブリッド形式で開催し、会場とオンライン合わせて３０名の方に参加をいただきました。

このイベントは、SPARC事業＊の一環として山梨県立大学が主催し、山梨大学の共催で、Mt.Fujiイノベーションエンジンと協働して開催しています。
起業・創業にフォーカスしたテーマや山梨の地域活性化について、大学の教員や専門家のお話を聞きながら、参加者で議論を深めてアイデアの創出につなげていくMashupイベントです。

学びを通して社会とつながる「イノベーションサロン×MashupMeeting」
次回１月から３月までは連続企画として、「2050年の未来を考える」をテーマにしたイベントを企画しております。

開催日時：2024年1月15日（月）18：00〜19：30（17：50〜開場）
開催場所：山梨県立大学 B号館 207教室（ハイブリッド形式）
テーマ：2050年を見据えた未来を想像・創造する〜長寿企業から学ぶ〜

第１弾として、県内の長寿企業の方より過去から続いてきたものを繋げていくエッセンスを学んでいきます。
詳細は、随時情報をアップしていきます。
https://www.sterra.jp/

ご興味ある方は下記URLよりお申し込みください。
https://forms.gle/bmn9Ag61f8VGxqL56


＊地域活性化人材育成事業～SPARC～
この事業は、地域社会と大学間の連携を通じて既存の教育プログラムを再構築し、地域を牽引する人材を育成する「知(地)のソーシャルキャピタル～学びの山梨モデル～」の構築を目指しています。