グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



早川学長に名誉会員章 日本放線菌学会


 第36回日本放線菌学会大会(大会長・濱野吉十福井県立大学教授)が9月14~16日、福井県内で開催され、山梨県立大学の早川正幸学長に日本放線菌学会名誉会員章(令和3年9月18日付)が授与されました。同大会は昨年度、新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンライン開催となったため、このたびの大会内で100人以上の参加者に見守られるなか、あらためての授与となりました。

日本放線菌学会の大利徹学会長(右)から目録を受け取る山梨県立大学・早川正幸学長=福井県内

授与された日本放線菌学会名誉会員章

 名誉会員章は放線菌に関する学問分野の発展に関し顕著な功績のあった者に贈られます。早川学長は日本放線菌学会理事・副会長を経て、平成28年度から4年間にわたり学会長を務め、同学会の発展並びに放線菌の生物学と利用技術の進歩に尽力してきました。平成23年からは、同学会のオフィシャル・ジャーナルであるThe Journal of Antibiotics (SPRINGER NATURE, 2021年IF 3.424) のセクション・エディター(Taxonomy/Ecology部門)として、多くの投稿論文の審査・編集を担い、掲載論文の被引用数の増加など、国際誌としての質の向上に寄与しました。
 研究面では、資源微生物である放線菌を自然界から選択的に分離する培地「HV agar」など、新たな分離手法を次々と開発。平成18年にはこれらの業績により日本放線菌学会学会賞を受賞しました。研究成果は世界中の研究者に利用され、多数の新属・新種や抗MRSA剤など、新規抗生物質の発見に導いています。
 このほか、本大会では「TKZ-01株が生産するモモせん孔細菌病菌に対する抗菌活性物質の同定」など、早川学長が共同研究者を務める4件のポスター発表がありました。

放線菌の選択分離培地HV agar

多様な放線菌分離株

放線菌による抗生物質生産

放線菌分離株

  1. ホーム
  2.  >  News&Topics
  3.  >  早川学長に名誉会員章 日本放線菌学会